2018/05/22
エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワーキングソリューション、グリーンコンピューティング・テクノロジーのグローバルリーダーであるSuper Micro Computer, Inc.(スーパーマイクロ・コンピュータ、NASDAQ: SMCI)は22日、OpenStack Summit 2018のブースB9で、マルチノードBigTwinおよびSuperBladeを含む実績のあるクラウドスケール、エンタープライズ・システムコンフィグレーションともに、1Uクラウドストレージシステムを提供すると発表した。
これらの実績のあるSupermicroクラウド・システムコンフィグレーションは、クラウドサービスプロバイダー(CSP)、メディアストリーミング、eコマース、ソーシャル、テレコミュニケーションズ、半導体、OpenStack、人工知能(AI)、コンテンツ配信ネットワーク(CND)、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(HCI)を含むデータセンター環境全体で、すでに展開されている。これらのシステムは、スケールアウト、最大密度でのハイパフォーマンス、ソフトウエア定義ストレージ向けに最適化されたクラウドである。
Supermicroのチャールズ・リアン社長兼最高経営責任者(CEO)は「Supermicroは大規模データセンターで、すでに展開され実績のあるクラウドシステム・コンフィギュレーションを提供することによって、エンタープライズが展開時間を迅速化することを支援している。ラックレベルの最適化のために、Supermicro Rack Scale Design 2.1(RSD 2.1)はディスアグリゲートされたサーバー、ストレージ、ネットワーキングのラックを管理し、エンドツーエンド・クラウド・インフラストラクチャー展開を可能にするRestful Pod Manager API を使用するOpenStackなどその他のデータセンター管理ソフトウエアと一体化している。Supermicro RSD 2.1によって実現されると、32のホットスワップNVMe SSDを搭載する当社の1UオールフラッシュNVMeストレージシステムは、高性能ストレージのペタバイトの半分を最大12のホストと同時共有することができる。これらの32ドライブ・システムは世界で最も成功を収めた自動車企業の1つを含め多数のデータセンターですでに展開されてきた」と語った。
スケールアウトクラウド・アプリケーションのために、Supermicro最新の4ノード2U BigTwinシステムは共有された高効率の電力サプライと大規模な共有ファンを活用して、ノードあたりの電力消費を削減するだけでなく、データセンターのA/Cコストも軽減し、大幅なTCO節約を実現する。SuperServer 6029BT-HNC0Rはスケールアウト・クラウド展開のために、柔軟でコスト効率に優れ、高密度でかつサービスが容易なインフラストラクチャー・プラットフォームを提供する。
最高密度と最低コストを最優先する場合には、14のデュアル・インテル(R)Xeon(R)スケーラブル・プロセッサー・サーバーブレードを搭載するSupermicroの4U SuperBlade(R)と、インテル(R)イーサネットに基づくデュアル10Gスイッチが最高の選択である。ラックスペースを節約するほかに、SuperBladeは必要とされるケーブルの本数を大幅に削減し、展開およびサービスを容易にする。オープン管理インターフェースを搭載するSuperBladeは独自仕様ではなく、最大限の柔軟性とコスト節約を提供する。
最後にCloud Storage向けとして、Supermicroの1Uストレージサーバー(SSG-6019P-ACR12L)は12のホットスワップ3.5インチ・ストレージドライブと4つのフロントアクセス7mm NVMeないしはSATA SSDをサポートする。1Uのラックスペースだけを占有するこのストレージサーバーは強力なデュアル・インテルXeonスケーラブル・プロセッサー・プラットフォームに大容量ストレージを提供するので、データ分析、オブジェクト・ストレージ・アプリケーションにとって最適である。
これらのSupermicroクラウドスケール・システムはインテル(R)C622チップセットに基づき、ノードあたり統合デュアル10Gポートを標準装備して高い信頼性、コスト効率、電力効率、高速の10Gbインテル・イーサネットネットワーク・パフォーマンスを提供する。アドオンカードとSupermicroの柔軟なSIOMネットワーク・モジュールを装備することによって、これらのサーバーは100/40/25G高速ネットワーキング・オプションをサポートすることができる。詳細はウェブサイトhttps://www.supermicro.com/solutions/Cloud.cfm を参照。
有力なオープンソース・テクノロジープロバイダイーのソフトウエアで認定・テストされたSupermicroのクラウド・ソリューションは、ウェブサイトwww.supermicro.com で閲覧できる。
広範なOpenStackワークロードに対処する幅広いプラットフォームを紹介するSupermicroの展示には、最新のオールフラッシュNVMe 32ドライブ1U JBOF、トップローディング45ベイ4Uストレージシステム、4ノード2U BigTwin(TM)システムとともに最新の48ポート25G SFP28 イーサネットスイッチ、52ポート1Gレイヤー2スイッチが含まれる。
プレスリリース詳細(共同通信PRワイヤー提供)は、下記リンク先を参照ください。
・SupermicroがOpenStack Summit 2018で最新のクラウドスケール・エンタープライズシステムを発表