2018/09/13
エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワーキングソリューションおよびグリーンコンピューティング・テクノロジーのグローバルリーダーであるSuper Micro Computer, Inc.(NASDAQ: SMCI)(スーパーマイクロ・コンピュータ、NASDAQ: SMCI)は13日、近日発売の同社のNVIDIA(R)HGX-2クラウドサーバー・プラットフォームが人工知能(AI)およびハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)向けの、2 PetaFLOPSで動作できる世界最強のシステムになると発表した。
Supermicroは9月13日から14日まで東京で開催されるGPU Technology Conference(GTC))Japan 2018のPlatinum Sponsor Boothに出展している。
Supermicroのチャールズ・リアン社長兼最高経営責任者(CEO)は「HGX-2プラットフォームに基づくSupermicroの最新のSuperServerは現行システムの2倍以上の性能を提供し、エンタープライズがトレーニングに数週間かかることもあるAIモデルのサイズの急拡大に対処することを支援する。当社最新のHGX-2システムは、複雑なモデルの効率的なトレーニングを可能にする。HGX-2はNVLinkおよびNVSwitchを介して接続された16のTesla V100 32GB SXM3 GPUを一体化し、2分の1テラバイトの累積GPUメモリーによって統合2 PetaFlopアクセラレーターとして機能して比類のないコンピュートパワーを生み出す」と語った。
コンピューターによる自然音声から自動運転車両まで、AIの急速な進歩は産業全体を変革している。この能力を実現するため、AIモデルのサイズは爆発的に大きくなっている。HPCアプリケーションも同様に複雑性が増し、新しい科学的な洞察を解明している。SupermicroのHGX-2に基づくSuperServer(SYS-9029GP-TNVRT)は、クラウドでAIおよびHPCを加速しているデータセンター向けのスーパーセットデザインを提供する。最適化を微調整したこのSuperServerは、迅速なモデルトレーニングのために最高のコンピュート性能とメモリーを提供する。
Supermicro GPUシステムは、あらゆるスケールアウト・サーバーの推論ワークロードを加速するように設計された超高効率Tesla T4もサポートする。Tesla T4のハードウエアアクセラレーテッド・トランスコードエンジンは、マルチプルHDビデオストリームをリアルタイム提供するとともに、ディープラーニングをビデオ・トランスコーディング・パイプラインに統合して新しいクラスのスマートビデオアプリケーションの実現を可能にする。ディープラーニングは歴史上、コンピューティングの中で何にもましてわれわれの世界を形成しているが、よりディープでより複雑なニューラルネットワークは飛躍的に大きな規模のデータでトレーニングされる。応答性を達成するため、これらのモデルは強力なSupermicro GPUサーバーに展開され、推論ワークロードの最大スループットを生み出す。
ビッグデータ分析と機械学習の融合によって、最新のNVIDIA GPUアーキテクチャー、向上した機械学習アルゴリズム、ディープラーニング・アプリケーションは、GPUネットワークを拡大するために効率的かつ効果的にコミュニケートしなければならないマルチGPUのプロセッシング能力を必要としている。NCCIの測定によると、SupermicroのシングルルートGPUシステムはマルチNVIDIA GPUが効果的にコミュニケートしてNCCL P2PBandwidthTestで測定されたレイテンシーを最小限に抑え、スループットを最大限に増大させることを可能にする。
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・NVIDIA HGX-2に基づくSupermicroの最新のSuperServerはAI、HPC向けの世界最強のクラウドサーバー・プラットフォーム