2020/08/31
ディープラーニング・スーパーコンピューター MN-Core™ が、実世界の科学アプリケーションベンチマークに基づいて、1ワット当たり 21 GFlops 以上の処理性能を実現。
Super Micro Computer, Inc. (Nasdaq: SMCI) は、エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワークソリューション、グリーンコンピューティングテクノロジーのグローバルリーダーです。同社は、Preferred Networks 社とのコラボレーションにより、半年ごとに更新される Green500 リストで世界第1位を獲得したことを発表しました。MN-3は、全体で 1.62 Petaflops の処理性能を実現したベンチマークの実行において、1ワットあたり 21.11 Gigaflops という驚異的な処理性能を達成しました。これは、2018 年 6 月の Green500 記録である 18.404 Gigaflops より15%効率が向上してます。
Supermicro の社長兼最高経営責任者(CEO)であるチャールズ・リアン(Charles Liang)は、次のように述べています。「Supermicro は、機械学習(ML)、深層学習(DL)のアプリケーションと、エネルギー効率を同時にサポートする、この類稀なるシステムで、PFN に連携できたことに興奮しています。Green500 の国際的な認定は、Supermicro が、リソース・セービング、優れた設計、高い信頼性による、優れた製品を市場に提供していることを裏付けています。」
PFN は、Supermicro の協力により、超高速通信を必要とする幅広いアプリケーションに対応する、カスタマイズされたサーバーを開発しました。PFN は、深層学習、ロボティクス、その他の最先端技術を使って複雑な問題を解決することを目指す日本のテクノロジー企業です。
Preferred Networks 執行役員 計算基盤担当 VP 土井裕介氏は、次のように述べています。「世界で最も電力効率の高いスーパーコンピュータとして認められたMN-3を構築するにあたり、Supermicro と緊密に連携できたことを大変嬉しく思います。以前これほどの規模のスーパーコンピュータにはかなりの電力が必要でしたが、それよりも低い電力で高い性能を実現することが可能になりました。」
PFN のソリューションは、インテル® Xeon® CPU を搭載する、Supermicro のGPUサーバーを基に、Preferred Networks が開発した MN-Core ボード を搭載しています。この高度なシステムは、最大 6 TBの DDR4 メモリー、複数枚のGPU/アクセラレータ、および、GPU間の超高速通信を可能にする相互接続機能を提供します。
PFN スーパーコンピューター
PFN の MN-3 スーパーコンピューターは、多くのユーザーに同時にサービスを提供できます。 最初のクラスターは、48台の7Uラックマウント型サーバー、4台の相互接続ノード、5 台の 100GbE スイッチで構成され、合計 2080 の CPU コアが格納されています。
Green500 スーパーコンピューターの詳細は こちら をご覧ください。
スーパーマイクロコンピュータについて
Supermicro(Nasdaq: SMCI)は、高性能・高効率サーバー技術のリーディングイノベーターであり、データセンター、クラウドコンピューティング、エンタープライズIT、Hadoop/ビッグデータ、HPC、組み込みシステム向けの先進的なサーバービルディングブロックソリューション®を世界中に提供しています。Supermicroは、"We Keep IT Green®"イニシアチブを通じて環境保護に取り組み、市場で最もエネルギー効率が高く、環境に優しいソリューションをお客様に提供しています。
Supermicro、Server Building Block Solutions、BigTwin、SuperBlade、およびWe Keep IT Greenは、Super Micro Computer, Inc.の商標および/または登録商標です。
その他のすべてのブランド、名称および商標は、それぞれの所有者に帰属します。
記事参照元:https://www.supermicro.com/ja/news#press-releases