2024/07/16
2024年6月に台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI」に参加してきました。 今回のイベント参加者は約8万5000人との事で大規模なイベントとなったようです。 ちなみに昨年は約4万5000人であったため、いかに注目されているイベントであったかが良く分かります。
この時期の台湾は梅雨真っ最中との事で曇り空が続きました。
早速、会場に入ってみるといきなりすごい人だかりに遭遇しました。多くの人をかき分けて進んでいくと何やら見たことのある顔が。なんとNVIDIAのCEOであるジェンスンファン氏がブースをのぞき込んでいました。そして彼にスマホを向けて写真を撮る人だかり。
さすが地元出身のCEOという事で大変人気があります。
(NVIDIA ジェンスンファンCEO)
(SUPERMICROブースの様子)
まずSUPERMICROのブースに行きました。よく見るとここにもNVIDIAのロゴがあります。
こちらのブースで人気だったのが、NVIDIAが生成AI用に開発したGPU:BlackwellとAIのために最適化されたサーバの「HGX B200 8-GPUベースシステム」の展示ブースでした。
こちらはSUPERMICROとNVIDIAの実績あるHGXおよびMGXシステムアーキテクチャをベースに構築されたサーバとの事です。
(関連ニュースリリース:https://www.iguazu-supermicro.jp/news/2024/n24032101/)
そんなSUPERMICROの新しい戦略は、サーバ内部に冷却水を循環させてCPUやメモリを冷やすDirect Liquid Cooling(DLC)となります。この技術は昨今の生成AI人気もあって、データセンターも注目しているようです。
(ASUSブースの様子)
続いてASUSのブースです。こちらの写真はNVIDIA GB200 NVL72を搭載した「ASUS ESC AI PODシステム」と呼ばれる機器です。72個のNVIDIA Balckwell GPUが搭載可能です。個人的な認識としてASUSはノートPCやディスプレイ製品のイメージが強くサーバ製品がある事は知らなかったので大きな気付きとなりました。
そんなASUSは生成AIやストレージソリューションなどのアプリケーションに対応する包括的なAIサーバを展開していくという事です。
こちらはゲーミングPCで人気のmsiのブースとなります。
ゲーミングPCの紹介で「龍が如く」がプレイできました。高画質のキャラクターが遅延なくサクサク動き回る様子は昔のゲームしか知らない筆者からすると興味深いものがありました。こちらの製品はゲームだけでなくVtuber活動やeスポーツ、ゲーム実況まで快適に楽しむことができるそうです。
(まとめ)
前述の通りCOMPUTEXの至る所でNVIDIAのロゴを目にし、改めてGPUサーバビジネスにおけるNVIDIAの影響力を認識しました。またSUPERMICROのブースの込み具合から想定すると、今後国内での需要もさらに拡大すると実感しました。今後SUPERMICROとNVIDIAの関係性や動向には注視していく必要があると感じた台湾訪問でした。
筆者紹介
小林 義信 末本 昇
株式会社イグアス 株式会社イグアス
パートナービジネス事業部 パートナービジネス事業部
東日本営業本部 東日本営業本部
第二営業部 部長 第二営業部